セミッターで考える、「参加型」セミナーの運用方法

先日参加した「爆発するソーシャルメディア」セミナーでセミッターの素晴らしさを体験する事ができました。

不思議な状況です。リアルで話すパネラーの後ろでオンラインで書き込まれた参加者の声。この即時性は無かった。パネラーも面白がってチラチラ後ろを振り向く感じ。そして、このセミッター画面がこの後の面白ポイントの伏線になっていたりして。

イベント自体がソーシャルだった「爆発するソーシャルメディア」セミナー

そこで、爆発するソーシャルメディアセミナーでのセミッター利用方法を基に、自分が実際に会場で感じた事やブログのエントリーを書こうとした時に思った事等をまとめておこうと思います。

※セミッター(や他のコミュニケーションツール)のログをスクリーンに映しながら講演やパネルを実施するという形式を前提とします。

1)スクリーンに映し出す事で初めて共有される

セミッターは携帯とPCどちらからでもアクセス可能ですが、セミナー会場でどちらももっていない場合には閲覧する事ができません。運営側でスクリーンを用意し表示するのが良いでしょう。スクリーンに表示され会場の全員が見る事ができる状態になると、セミッターでの発言は壇上のスピーカーと同等の意義をもちます。(共有されるという意味で。重要度/信頼度の話ではない。)会場からも参加できるフラットでインタラクティブなセミナーの第一歩です。

2)講演とパネル(討論会)で使い分け

スピーカーが一方的に話すタイプの講演ではパワポやキーノートなどの資料をスクリーンに表示する事が多いでしょうから、セミッターを表示するわけにもいかないかもしれません。可能であれば、サブスクリーンを用意しても良いかもしれません。
パネル(討論会)では今後セミッター表示はデフォルトにして下さいw

3)壇上のスピーカー用にモニター用意しても良いかも

セミッターが機能するとセミッターにアクセスできない人は話題に取り残されます(セミッター難民)。実はこのセミッター難民になりやすいのが登壇者です。壇上ではスクリーンを背にする事になるので大きく振り返らないと見えません(爆発セミナーでもよく見た光景)。テレビで良く目にする出演者用のモニターとか必要かもしれませんね。
パネルの場合、司会や他のパネラーの話を聞きながらセミッターを確認しなきゃいけないなんて、次世代セミナーの登壇者は大変ですね。

4)セミッター画面は自動更新されると良いなぁ

スクリーンに映された発言ログは最新の状態を保っていたいものですが、現状ではブラウザの更新ボタンを押すためにスタッフがブラウザに掛かり切りになってしまいます。モバツイが携帯用に作られているせいか自動更新などの機能はついていませんが、あくまでスクリーン用(+PCユーザ用)に自動更新機能(というか閲覧画面)があってもいいのでは?>えふしんさん

5)マルチスクリーン機能で閲覧画面(スクリーン)と操作画面(PC)を別々に

4)の自動更新ができるとなお良いですが、マルチスクリーン機能を使って閲覧画面と操作画面(書き込み)を分けた方がスマートでしょう。先日のセミナーでのスタッフが数回書き込みをしていましたが、入力の過程まで大きなスクリーンに映し出されていましたので…。実はそれはそれで演出効果があって良いと思うのですが(ライブ感が)。

6)書記係がいるとなお便利?

セミッターでの発言にもタイプがあるようです。
 ・スピーカーの発言をメモ
 ・スピーカーの発言に返答
 ・スピーカーの発言にツッコミ
 ・スピーカーの発言から連想する別の話題
うまくまとまりませんが。
このうち、「スピーカーの発言をメモする」書記的な役割は運営側で用意してやるとセミッター参加者はツッコミ等に集中できて良いかもしれません。ただし、書記はただ発言を全部書き込むのではなく(ってか無理)、ある程度要約したり重要部分を抜き出したりする必要があるので結構リテラシーの高い人でないと勤まらないかもしれません。結局、セミッターに自発的に参加するような人の方が向いているのかもしれませんけど。

7)コメント内容の制御

運営者が一番気にするのはコレじゃないでしょうか。つまり、ネガティブコメントや脱線といった類いです。実際、爆発セミナーでは時事通信社の方も「もっと荒れるんじゃないかと思っていた…」と仰られていました。セミッターはチャットに近く、発言は即座にスクリーンに映し出されるため事前に発言内容のチェックなどはできません(できたとしても運営側の負荷高すぎ)。実際そういったケースがでてきてから対応する事になると思いますが、問題発言を行ったユーザをremoveするしかないのかもしれません。(その場合、removeした人の発言ログはどうなるんだろ>セミッター)

簡単にコントロールできなそうだし、そもそもコントロールすべきかどうかも考えものですね。この件の考察は引き続きという事で…。

8)携帯とPCの電源確保

セミッター参加者もバッテリーがなくなって発言が終わったって人もいたみたいです。自分もPCのバッテリーは途中で終わってしまいました。電源があるとものすごく助かるのですが、設備的な問題で難しいですよね、きっと。参加者全員分は無理でしょうから「電源エリア」とか設けると喜ばれるかもしれません。あとは、バッテリーの性能向上を待つしか無いのか…。

9)公開無線LAN環境は必須

もっと上に書くべきでした(笑)。無料の無線LAN環境はセミッターの活性化には必須と思います。携帯で更新できるとはいえ、やはりセミッターに必要なのでリアルタイム性を確保するにはモバイルPCからの書き込みができないとキツいです。

10)セミナー終了後にログとして残るのが便利

セミッターはtwitterの「軒を借りて母屋を狙う」(by湯川さん)サービスなのでtwitterのログとして残ります。Twitter検索を使えば簡単にログを取る事ができます。
http://twitter.1x1.jp/search/?keyword=%40jijiseminar&lang=

セミナー内容も要所要所メモされているので、後でブログのエントリーなどを書く時に非常に役にたちます。というか情報密度が素晴らしすぎて「内容はこちら」とリンクをはって終りって事になりがちですが。


まとめ

セミッター自体がα版という事で今後色々な改良が加えられる事でしょう。また、経験値が上がらないと本質的な問題点が見え難いサービスでもありますし、今後もたくさんのセミナーで使われてトライ&エラーしていけばいいのではないかと思います。このエントリーを読めば分かると思いますが、こういったツール(やサービス)を使う場合に問題になるのは、どちらかというとツールよりも運営方法だったりするのでその点は気をつけるべきと思います。


明日の時事通信セミナー:爆発するソーシャルメディアに参加します
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