最近、テレビでもガンガンCMが流れるので気になっている人も多いと思いますが、4月1日に発売されたばかりのドコモのAndroid端末であるXperiaに機種変更しました。もともとドコモユーザーで家族割りなど諸々の事情でキャリア変更しないつもりだったボクとしては、前から注目していまして発表イベントにブロガー枠で参加したりして情報を集めていました。
そして、3月18日に発売が発表されたと同時に予約を入れ、4月1日の発売日にしっかりとゲットできたのでした。と、この辺はTwitterにちょこっとつぶやいたりしていたのですが、一応もうちょっと詳しい情報をブログに書いておこうと思います。
なぜ、Xperiaを選んだのか?
携帯端末を選ぶ時の判断基準て人それぞれだとは思うのですが、あくまでボクの場合ということで書き出してみます。
▼前提条件
- ドコモを使い続けたい
- 家族割りに入っている
- やっぱり電波が良い(ドコモしかエリアに入らなかったという場面は結構ある)
正直、ドコモからiPhoneが発売されていたら迷うことなく購入していたと思います。ただ、ソフトバンクから発売が決まったときにキャリアを変えてでも手に入れたいとは思いませんでした。面倒くささを乗り越えてでも機種変したいかどうかというところが、判断基準なのかなぁと思います。
▼スマートフォン(Android)にしたい理由
- 移動中にそこそこまとまった量のメモを書きたい
- 移動中にインターネットでPCサイトを見たい
- 移動中に動画を見たい
- アプリを使いたい、作りたい
これはXperiaに限らず、普通の携帯電話ではできないけどスマートフォンならできるという部分をピックアップしてみました。ボクは普段ずっとMacBookを持ち歩いていて電車の中でも普通に開いて動画見たりコーディングしたりしていますが、動画見るだけだったら携帯端末でやりたいなと。まあ、もともと使っていたP905iでもh.263形式の動画を再生できるのですが、シークができないとか色々不都合が多かったのでメディアプレイヤーとしてすぐれた端末を希望していました。
あと、やっぱりプログラマとしては自分で何か作りたいなと。で、普段からオープンソースに親しんでいる身としてはここはAndroidだろという感じで。
▼Xperiaにしたい理由
- 4インチディスプレイがとにかく綺麗
- カメラの画質や機能が良かった
- 思った以上にサクサク動作する
- Mediascapeなどメディアプレイヤーとして強そうだった
これは、実際にタッチ&トライイベントで触ってみることができたのが大きいですが、ディスプレイの美しさが特に気に入りました。最近の(ガラパゴス)携帯も高解像度になってきていますが流石に4インチとなると一段レベルが違うと感じるくらいです。美しい画面でサクサク動く端末というだけでかなり好印象を持ちました。
あとカメラ機能については、800万画素の高画質で写りも割と好みの感じだったのと、顔認識・スマイルシャッターなどコンパクトデジカメを持っていない自分には魅力的な最新機能もついていて、普段使いの撮影機材としても活躍しそうだと思いました。
XperiaやAndroidに寄せられるマイナス要素への見解
ここまで、主にプラス要素について書いてきましたが、ネット上ではネガティブなコメントも多く見かけました。が、ボクの場合はほとんどのケースで全く気にならないものばかりで、購入意欲にブレはありませんでした。
▼Android OS のバージョンが古い
Androidの最新安定バージョンは2.1(Eclair)ですが、XperiaはAndroid 1.6(Donut)を採用しています。一般的にバージョンが上がるほどにパフォーマンスが良くなったり機能が追加されたりするので、新しければ新しほど良いのは当然ですが、1.6の状態の動作でそれほどストレスを感じませんでしたし、ドコモの中の人が将来的にはバージョンアップすると言っていることもあるのでそれほど気にはなりませんでした。
▼i-modeメールが使えない
これは全くの誤解で、iモード.netというPC用サービスの契約と、iMoNi(芋煮)というアプリとの組み合わせでi-modeメールの送受信が行えます。アプリ側の制限でメールの受信にタイムラグがあるとか使い勝手が悪いとか気になるところは色々あるんですが、とりあえず「携帯アドレスを持っていたい」という目的であれば全く問題ないと感じています。
▼マルチタッチが使えない
ブログやツイッターなどでかなりたくさん聞く意見なのですが、正直一番良く分からない問題です。iPhoneやiPod touchで使えるピンチやズームのアクションがとてもすぐれたUIであることは理解していますし、MacBookでもマルチタッチ機能の恩恵は受けていますが、モバイル端末を扱う場合、文章をたくさん入力する場合を除いてはなるべく片手で操作したいと思っているので、そもそもマルチタッチ前提の作りだと困ってしまうケースもあるのかなと思っています。片手で操作する場合、手のひら全体で端末をもって親指でタッチすることになると思うので、どう考えても2本以上の指で入力できませんからね。
マイナス要素がある場合に過剰反応している人が多いみたいなのですが、まずは自分の利用用途と照らし合わせてどのくらい影響があるかをちゃんと判断して欲しいと思います。というか、そもそも触りもしないで判断している人いませんか?
いくらかかるの?
店舗によってまちまちのようなので一つの事例として詳細記録しておきます。
▼初期費用(機種変更時の支払い金額)
本体価格 : 68,680円 ご愛顧割 : -5,600円 ...Xperiaは全てに適用されるっぽい 端末購入サポート:-20,000円 ...2年継続を条件に適用される割引 ポイント適用額 : -1,200円 ...ドコモポイントと交換 携帯保証ポイント: -3,000円 ...携帯保証サービスを契約しているけど使わなかったので還元された 消費税 : 1,944円 --------------------------- 合計 : 40,824円
ボクは発売日になるべく早めに、かつ確実に端末をゲットするために会社から行ける距離にあるドコモショップ市ヶ谷店で予約をしました。携帯料金は家計から出しているのですが、スマートフォンになって毎月の料金が上がることは分かっていたのでこれ以上月々の支払を増やせないとの判断から、なけなしのお金で一括購入しました。いまさらですが、一括で購入するのであれば家電量販店で買った方がポイントなども付くのでお得だと思います。
また、一括での支払いが難しい場合は12ヶ月、24ヶ月の分割払いも可能です。5,000円の初期費用は必要ですが分割にしても支払い総額は一緒なのでご自分にあった方法を選べば良いと思います。
▼毎月費用
通話基本料金 :タイプSS バリュー 980円 ...ファミ割MAX適用の最小構成(無料通話1000円分付) パケット料金 :パケ・ホーダイ ダブル 5,985円 ...定額データ スタンダード割適用(2年縛り) プロバイダ料 :mopera Uライトプラン 315円 iモード利用料 : 315円 iモード.net : 210円 ケータイ補償お届けサービス付加機能利用料: 315円 ユニバーサルサービス料 8円 -------------------------------------------------- 合計 8,128円
通話はあまりせず、メールやウェブなどパケット利用がほとんどなので通話は最小構成でパケット代は無制限というのが基本になります。で、パケ・ホーダイ ダブルはつかった分だけ2段階の上限がありますが、まあ間違いなく上限まで達すると思うので上限値で計算しています。また、メールアドレスについては先に少しふれた通りiモード契約をしてdocomoアドレスを使い続けるのでmoperaのアドレスは取得しないライトプランというのにしています。
docomoアドレスがいらなければiモード契約分が削れますし少し怖いですがケータイ補償サービスも削れないことはないので、8,000円前後になる人が多いのではないでしょうか。
まとめ
もっとサラッと書こうと思ってたんだけどなかなかそうはいかなかったw
まあ、リアルな考え方とか数字とかを書いといた方が参考になるかと思って書いてみました。
とりあえず、数日触ってみたXperiaはすごく楽しいし使える端末だと思っています。
もっと使い込んでいけばかなり充実したモバイルライフになりそうですよ。
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