一応カメラも写真も大好きなんですが、これまで参加したことのなかったカメラ業界最大のイベントCP+に初参加してきました。本日12日から15日まで4日間に渡ってパシフィコ横浜で開催されています。初日の午前中はプレス関係者、特別招待者、プレミア来場者限定入場となるプレミアタイムなんですがプレス関係者として潜入いたしました。
ちなみに、ブログに書いてないんですが最近オリンパスのOM-Dシリーズの初号機であるE-M5を中古で手に入れたため物欲はほとんどないニュートラルな精神状態で望みましたが、せっかくなので気になっていたブースを色々みてきましたよ。
プレミアムタイム開場直後、ドドっと人が押し寄せます。
OLYMPUSブース
入場してすぐ左がオリンパスのブースだったので、これまた一番見たかったものを真っ先にチェックしてきました。
OLYMPUS AIR A01
それが、OLYMPUS AIR A01です。
OPC(オープンプラットフォームカメラ)というコンセプトでデベロッパー向けにはiOS/Androind用のSDKを、クリエイター向けには3Dデータを公開し、サードパーティ製のプロダクトを積極的に受け入れようという製品です。
Makersブームも定着してきており、3Dデータがあれば精密な3Dモックが簡単に作れるため写真のような透明カメラ型マウントなんかも作れます。
あるいは、このように巻きつけるタイプの着せ替えバンドのように見た目にアドオンするコラボレーションも可能なんですね。
レンズ交換式なので、こういったゴツイ望遠レンズも付けられます。
ソニーが先行しているいわゆるレンズスタイルカメラと比較されると思いますが、マイクロフォーサーズの強みである小ささは軽いし小さいしこのコンセプトにピッタリだと思いました。ペアリング済のスマホとの連携も試す事ができましたが、驚くほどタイムラグがなく自然に撮影できます。ちなみに、シャッターは本体でもスマホアプリからでも可能です。
デベロッパー寄りのSDK絡みで気になっていたのが動画関連。もちろん動画撮影も可能なんですが、Ustreamやニコニコ生放送のようなライブ配信用に撮影中の動画をそのままスマホなりに転送するビデオスルーができるかどうかを説明員の方に聞いてみたのですが、それはできないとの返事でした。たしかにオリンパスはHDMIスルーもできないんですよね。一応検討しているとのお話しでしたが、これができるとレンズの位置がかなりフレキシブルでかつシネマ画質、面白い配信ができるかなとか思ったんですが・・・。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
続いてはE-M5 Mark II。最近手に入れた中古品の前バージョンです。まあ、つまりコイツがでるからお下がりをゲットしたってわけなんですがw
より静かなシャッター音など着実に進歩している事がうかがえます。
形はほとんど同じですよね。
5軸対応手ブレ補正機能のデモがありました。
5軸手ブレ補正は前バージョンでも搭載していたのですが、それが更に進化したとのこと。上下に動いているカメラの映像が赤いボタンをおして手ぶれ補正をONにした瞬間に大幅に手ブレが改善しているのが分かりました。
さらに、40Mのハイレゾ撮影機能!ソフトウェアで複数の画像を無理やり合成する仕組みらしいですが、たまに大きな画像サイズが必要な場合に、この小さなボディで撮影できてしまうのはすごいメリットだなと。フルサイズいらないんですもん。
タッチ&トライも試しましたが、確かに動作が小気味良くなった気がしました。が、ボクは前バージョンを愛していくのです(笑)
Canonブース
EOS 5Ds / 5Ds R
何と言っても注目はフルサイズ機でのド定番である「EOS 5」シリーズの新製品。ついに5,000万画素を超えた撮影ができるフルサイズ一眼レフですね。そうはいっても、買うことはないだろうということでとりあえずプレゼンを聞いたりするくらいでしたが、タッチ&トライには長蛇の列ができていたので諦めました。憧れの機種ですねぇ。
Canonで他に気になったのはコンデジのシリーズで、G3 X、G7 Xとかでしょうか。我が家にはPowerShot S95というかなり古いけど持ち運びやすいコンデジがありますが、どんどん絵作りがレベルアップしてますね。G7 Xはついに1インチセンサーですか・・・これでいいじゃん感があります。
SIGMAブース
続いて気になってたのはSIGMA。素晴らしいサードパーティレンズを作っているメーカーですが、特徴のあるカメラもコアなファンがたくさんいます。
dp0 Quattro
買うつもりは無いんだけど触ってみたかったのが「DP Quattro」シリーズ、グリップがボディから斜めに曲がっている独特のフォルム。
特に発表されたばかりの広角14mm(35mm換算で21mm)のdp0 Quattroが触りたかったんですが、残念ながらモックはありませんでした。
Panasonicブース
お次はPanasonic。ボクはつい最近までLIMUXばかり3台のミラーレス一眼をメインで使っていたのでお馴染みといった感じです。
LUMIX GH4
LUMIXシリーズの強みと思っているのが動画性能。GH4はトレンドでもある4K撮影ができますね。
正直ボディはデカイんですが、その分このGHシリーズはスペックがすごいんです。うーん、動画のメイン機として十分いけるんですよね。買わないけどw
LUMIX CM1
もう一つがAndroidスマホでありながら、1.0型センサーにライカのレンズとコンデジ以上のカメラ性能を誇るCM1。
このセンサーサイズだと一眼のようなダイナミックなボケ感が楽しめますし、なんと動画はこちらも4K対応。
Androidベースなので今後もOSはアップデートされていくでしょうね。
DJIブース
オマケというわけではありませんが、マルチコプターの雄DJIさんのブースです。
最近空撮シーンをよく見かけるようになりましたよね。
実際にデモでは飛ばしていました。うーん、面白いし映像の幅が広がりそうなんだけどちょっとそこまでの腕がありません。
LYTROブース
もう一個オマケ。買わないけどシリーズw
撮影したあとからピントを変えられるという魔法のようなカメラLYTRO。ネット記事などで気にはなってたんだけどまあお高いし買わないだろうとは思ってたけど触ってみたいなとは思ってました。んで、思った以上にデカイんですね。
ちょっと分かりにくいと思いますが、手前にピントが合っているんですが、右側のゲージ下の方にある線を中央あたりまで引き上げると
奥の方にピントが移りました。これは面白いな。
でも、全体的にもっさりした感じがしてあまり気持ちがよくない。聞いたら1ファイル平均55MBくらいの独自ファイル形式になるそうで、そのへんの処理に時間がかかっているんだと思う。うーん、自分で使うシーンは想像できなかった。まあ、いいんですよこういう技術がでてきてるっていうのを知るのも勉強。
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というわけで、他のブースも一通り見てから帰りました。
余談ですが、この手の展示会ではコンパニオンのおねいさんを撮るのも定番なんだと思うんですが、ものすごく苦手なのであまり撮りませんでした。
総括としては予想通り一番初めに見たオリンパスのOLYMPUS AIR A01が気になったなという感じです。自分でアプリ作ったりする可能性とかもありますし、やっぱり自分がカスタマイズできる余地っていうところに価値を感じちゃうんですよね。
まあ、カメラに関しては当分初代E-M5で頑張ります(Proレンズほちい)
▼ Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5Ds ボディ 5060万画素 EOS5DS
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▼ OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII ボディー ブラック E-M5 MarkIIBody BLK
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