先日、こっそり続けているTumblrにて思い付きで一つの質問をしてみました。
Tumblrの質問機能を使って一番聞いてみたいのはこれかなw
タイトルに半角の「?」を入れると質問専用ポストを作る事ができるんですね。
詳しくは以下。
・tumblrでみんなに小粋な質問をするインターフェイスがうますぎる:[mi]みたいもん!
で、その結果が思いがけない方向に進んで面白かったのでご紹介します。
1)ユルいつながり
まずは、実際に他の人が回答した内容を見てみましょう。
(このエントリーを書いた時点での回答を、古いものから順にならべています)
- tnoma answered: 太陽がまぶしかったから
 - chuburu answered: テキストを読むのが面白いからですね。
 - indivi answered: 分からない
 - infinity-d answered: シンパシーを感じた
 - gainersanga answered: なんとなく面白そうだ、というTumblr開始時独特のノリで。
 - flipflap answered: 一方的に親近感を感じてしまったから。
 - cobratwist answered: アイコンの写真の印象で。
 - carmine8012 answered: 楽しいから。
 - 700 answered: いつも読ませて頂いています。ためになる情報が多く勉強になります。
 - gisuke answered: のりで
 - tady answered: いつかいい酒が一緒に飲めそうだなと・・・・
 - otonano answered: おもろいからです。
 - yukiharu555 answered: 最初偶然。面白くて継続。
 - azumada answered: 世間の違う見方を教えてもらえるから
 - benicomtf answered: Tumblrの紹介記事に出てたから。しょうがなく。
 - a2onaka answered: しいて言えば「匂い」かな・・・?
 - ponco answered: ピックアップしている内容に惹かれて
 - jiong answered: それは、人類永遠の謎の中国人…<を
 - koyoparadise answered: たまたまじゃないですか。たまたまフォローしたら面白かった。
 - gygy answered: いきおいで
 - myk0119 answered: 「Tumblrの使い方」みたいなとこで紹介されてたかもしれないしそうでないかもしれない。もう誰をどうしてとか覚えてない。
 - blackpandamexico answered: tumblrのすすめ。を読んでフォローしました
 - sumo-rock answered: 誰かのフォローのフォローのフォローの…。
 - kumakuroguro answered: ネタがおもしろかったから
 - tuzatoki answered: なんとなく
 - windog0530 answered: 勢いで
 - mania1964 answered: 普段見に行くことが無いものを提供してくれるからです。よろしく!
 - amiru025 answered: コブラツイストからロープに逃げようとしたらマウスでクリックしてた
 - no-theme answered: AppBankで勧めてたから
 - rulebook answered: アウトプットの量が多いんでそれだけダッシュボードが賑やかになる。いつも楽しませていただいております^^
 - swingymareka answered: 勘が働いたので
 - tadanekayaku answered: 友人の紹介で、、、。www
 - nobuseri answered: プーチンプーチン
 - elimi250v answered: アイコンの写真の印象で
 - untextmethods answered: 誰かをフォローするのに理由がいるかい?
 - taiga57 answered: 投稿が面白いから
 
ざざー、と見ていくと「ネタが面白い」とか「○○で紹介されていたので」というもっともらしい回答もあるのですが、それよりも目立つのが「何となく」とか「のり」とかかなり曖昧なものが目立つのです。
つまり、Tumblrにおけるフォロー/アンフォローはかなりユルい(適当な)判断で行われているという事ですね。恐らく、「ん?テレビの音、小せーなー。ボリューム上げるか。」くらいの気軽さでフォローするんじゃないかと。もちろん、音質(TumblrではDashboardのコンテンツ量、質、スピードですかね)にこだわる人もいるでしょうから、かなり繊細にフォロー数を管理している人もいるかもしれません。
この辺り、mixiなどのいわゆるSNSとはかなり趣が異なりますね。mixiはつながりに意味を求めている気がする。まあ、「ソーシャル・ネットワーキング・システム」なんて名前なんだから「つながり」ありきではあるんだろうけど。マイミクの紹介文なんかはその最たるものだよね。「○○さんは××の時一緒で仲良くなって、すごい優しい人です」とか書かないといけない。あえて他己紹介しろっていわれたら大体こうなるじゃんね。それで、その人の何かが分かるのか?
2)ユルいシステム
Tumblrの中で象徴的なreblogという機能は、情報を流通させるという目的の上では非常に優れたインターフェイスだと思います。が、部分的な引用やコメントの追加によって、本来の意味とは全く異なるものに変化してしまう可能性もあると思います。
実は、上にあげた回答がすでに本来の目的とは全く異なった状態になっているのです。
ここで回答してくれている人のほとんどが「ボク(ヤガー)をフォローした理由」ではなく、ボクの質問をreblogした誰か(tnomaさんか、fukumatsuさんか、yaruoさん)をフォローした理由を答えているのです。なにしろ、回答者のほとんどがボクをフォローしてないですからねw
もちろん、Tumblrではreblogの経路は表示されているので、ちゃんと元のポストを追う事はできるのですがはたしてDashboardを眺めているタンブラリストがそこまで情報を追っているものか。

まあ、そもそも質問に「ボク」という抽象的な一人称を使ったボクが悪いのですけどね。reblogする事によって、「ボク」の対象が、yager → tnoma → fukumatsu → yaruo という風に変わってしまった。なんか、伝言ゲームみたいで面白いですね。本来の目的を達成するためには、「なんでボク(ヤガー)をフォローしたんですか?」とするべきだったというわけです。
3)ユルいユーザー
Tumblrを使っている人はこの辺のユルさをひっくるめて受け入れているんだと思います。
まずは、流れてくるポストの内容が全てであり、気になればreblogやlikeする。んで、深堀したければ発信もと追ったりリンク先を確認したりする(notesとかでちゃんと追える)。「Dashboardに流れる情報量が多くて、重要なポストを見逃しているかもしれない」 → 「重要な情報は必ず後でreblogされ、もっかい流れるから大丈夫」という発想の転換。これを実践している人達なんだろうなぁ。
そもそも、mixiだったらこれほど気軽に「なんで、マイミクになったんですか?」と聞けない気がする。もっとリアルの自分と紐付きすぎているというか「なんで、友達になってくれたんですか?」って聞いてるのと同じくらい重い質問になっちゃうと思う。でも、Tumblrならそうはならなくて、軽く「なんとなくっす」って答えられる。この雰囲気がいいですね。(とはいえ、マジレスの鋭さも無視できないのです。ユーザーにキレ者が多いですからね)
まとめ
質問機能に関して、今回ボクは失敗しちゃいましたけど、軽いノリで質問して一瞬でレスポンスを受け取れるなんて本当にすごいと思います。レスポンスの早さだけで言えばTwitterの方が優れているかもしれませんが、レスポンスを一覧して確認できる点ではTumblrにはかないません。
Dashboard重過ぎとか、日本語で検索できないとか、色々不満もあるんですが今後の改善に期待しつつユルーく楽しんでいこうと思います。
											