最近、本とか名刺とか紙をドキュメントスキャナーでPDF化して、Evernoteとかのサービスを介してクラウドに突っ込むってのが流行っているようです。電子化のメリットはいくつかあると思いますが、思いつくところでこんなものがあります。
- 少ないスペースにたくさんの情報を保持できる
- いつでもどこでも参照できる
- 検索できる
電子書籍が一般化すれば、「部屋一杯に本棚がある」みたいなシーンがなくなってハードディスク一個だけで済んでしまうかもしれないのです。
紙だけではなくて、色んなものが電子化や省スペース化されてきました。身の回りでは写真と音楽と映像がそれだと思います。
写真はアナログからデジタルに移行するにつれて、昔ながらの分厚いアルバムをめくるよりはハードディスクに保存していたりFlickrなどのフォトストレージサービスに保存されている画像をスライドショーで見る方が増えました。音楽に関してはテープ、CD、MDなどの記録メディアからやはりハードディスクやiPodなどに移行され、CD屋さんでなくiTunes Storeや着メロサイトからダウンロードするというのが当たり前になってきています。映像に関してはテープ→DVD→HDDなど記録媒体も小型化大容量化が進んでいて保存場所もハードディスクやYouTubeなどオンライン上におくように変わっていると思います。
電子化することにより、より多くの情報を保持できるようになったので欲深いボクらはより多くの情報を求めるようになったんでしょうか。だから、CDやDVDをリッピングしたり紙をスキャニングしたりしたいわけです。
データをどこに置くのか
いまや “クラウド” の時代です。もう、クラウドクラウド言われ過ぎでどうもむず痒い感じがするのですが、実際にそうしたサービスを多用して何でもかんでもクラウドに保存して、どこからでも閲覧できるという環境をとても便利に使っています。
それでも、自分のPC上だったり外付けハードディスクにもデータを残して置きたいと考え、可能であればダウンロードしたいと考えます。それはなぜでしょうか?
- クラウドの信頼性(データがなくなるかも)
- クラウドに接続できないかも(ネット回線の不備)
- 所有欲を満たしたい(コレクター魂)
クラウドの発展は、これまたむず痒い表現でいう「ユビキタス」的な考えを実践するためのインフラのように思います。フレキシブルにスケールするオンライン上のサーバーができたことによって容量を気にせずアップロードし、3G回線やWifiを使ってどこからでも接続することができるということです。ただ、まだまだサーバーの不具合でデータが飛んだりだとか、地下鉄などでネットに繋がらないとか、「いつでもどこでも」を100%実現出来ていない部分はあると思います。そういう意味でハードディスクなど、なるべく手元に保存しておきたいという考えになってしまいます。
(ちょっと、グレーな話をしますが)YouTubeやUstreamの動画をダウンロードしたいっていうのはもう少し別の理由があるような気もします。システム的な理由でデータがなくなるのではなくて、著作権など法的理由で削除されるケースのほうが圧倒的に多いのです。まあ、違法データのオンライン上でのやりとりについては長くなるのでふれませんが、ここまサービス提供者側が違法データをアップロードできない仕組みを作っていくしかないのかなと思います。もちろんイタチごっこになるのは目に見えているのですが。
もう一つ、ボク的には動画をダウンロードしたい大きな理由は「倍速再生」したいというのがあります。電子化されて膨大なデータを取得する事ができるようになったんですが、何しろそれらを消化するペースがおいつきません。ですから、通常1.5倍から2.0倍くらいの速さで再生していたりします。オンラインでのストリーミング再生では倍速再生ができないことの方が多いのです。
まとめ
すみません、やっぱりとりとめのない話になりました。
要するに、「電子化してクラウドに突っ込むっていう方向にシフトしていますよ」という話と、「とはいえ、オンラインでなくローカルにデータを持っていたい時もありますよ」という2方向からのお話をしたかったわけです。そういういみで、ハードディスクとクラウドを同期してしまうようなDropBoxやEvernoteみたいなサービスが今の時代の代表選手的になっているのも頷ける気がします。
つーわけで、そろそろEvernoteは有料アカウントに移行しそうな感じw
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