普段あまりチェックしていないサイトで「スラムダンク」の文字を見つけて反応してしまった。
1990年代、日本動漫(アニメ・漫画)「セーラームーン」が中国の少女たちを“変身”させていたちょうど同じころ、中国の少年たちは「スラムダンク」に夢中だった。
スラムダンクが連載を始めたちょうどその時、中学でバスケ部に入り、後にキャプテンまでやるほど熱中していたあの頃を思い出した。中国でも同じような熱狂が起こっていたなんて何だか嬉しくてしょうがない。
女の子たちは「スラムダンク」の登場人物、ハンサムで無口でクールな天才プレーヤー、流川楓(るかわ・かえで)に憧れる者が多かったので、その雰囲気に近づこうと、男の子たちは頑張ったそうだ。
中国でも流川が人気ってのも面白い。国が違っても共通する部分てあるんだね。
ま、オレは宮城リョータと三井寿が好きなわけだけど。
しかし、オレの中ではスラムダンクは漫画作品(のみ)なイメージなんだけど、中国で盛り上がっているのはテレビアニメなのかな。自分がバスケやってるせいか、アニメの微妙にギクシャクした動きが許せずほとんど見る事はなかった。多分、漫画で色々想像しすぎたせいだと思う。(そして、リアルに動きを練習した。)
記事にでてくるCBAの孟達(ん?三国志のじゃないよな)という選手は知らなかったけど、今バスケ界で主力となってそうな20代後半の選手なんてみんなスラムダンク見て育ったんだろうなと思う。
逆にいうと、今、中学高校とかでバスケ部のヤツらってヘタしたらスラムダンク知らないのかな?そしたら何だ、そいつらのバイブルはあひるの空とかか?(ゴメン、読んだ事無い)
ちなみに、この記事を書いた遠藤 誉さんは60歳を超えたおっちゃんです。
私は既に60歳を超えていました。このまま仕事を続ければ雑事に追われて何も究明できなくなるという思いと、現場にいるからこそ見えるのではないかということのジレンマに苛まれ、2006年に遂に執筆に専念しようと決意して私立大学の留学生関係のセンター長を辞して、中国の若者の精神文化を解剖する作業に着手したのでした。「ええい、これも現実。しょうがないからトコトン調べてしまえ」と思った次第です。
via: 中国清華大学の「日本アニメ研」が愛される理由 (中国”動漫”新人類):NBonline(日経ビジネス オンライン)
中国文化に明るい方のようですが、この年でみた事もないアニメをみたりとか、すごい熱意ですよね。スラムダンクという、もはや語り尽くされたネタに対してこれだけ新鮮なリアクションと、中国での盛り上がりの実情とかを初めて感じられて、なんだかスーっと読み切ってしまいました。
やっぱ、年取っても何かに熱中しているのっていいなぁ。(っていうシメってあり?)
SLAM DUNK VOL.1 | |
草尾毅 平松晶子 梁田清之
東映ビデオ 2004-12-10 |