EXIFについて改めて考える

EXIFについての誤解(とオレは思っている)がまだまだネット上で存在しているようです。

撮影時刻と撮影場所が特定できれば、その人のプライベートな行動まで分かってしまうことも考えられる。つまり、個人情報となる可能性もあるわけだ。

via: 使用機種がバレバレ! デジタル写真に残る個人情報に気をつけろ:デジタルARENA

EXIFは誰でも簡単に確認できるし、消去する事もできるという風に言及しているのに関わらず、GPS機能も加わって撮影時刻と撮影場所が特定できると個人情報になる(可能性がある)んだって。
微妙にボカした表現のような気もするが、それって何か違うんじゃないだろうか。

そもそもEXIFとは?

まずは、Wikipediaあたりを読んでみた。

カメラの機種や撮影時の条件情報を画像に埋め込んでいて、ビューワやフォトレタッチソフト等で応用する事ができる。

via: Exchangeable image file format - Wikipedia

条件情報って普段使わないけどすごく的確な表現だな。
アナログカメラの世界では当然自分で記録しておかないといけなかった、条件情報をデジタルデータとして保存しようという事だ。この部分、まさにデジタルの強みであり魅力であると思う。

そもそも個人情報とは?

まずは、Wikipediaあたりを読んでみた。

個人情報には、氏名、性別、生年月日、住所、職業、年収、家族構成、などが該当するが、一般には2つ以上が結合された状態で個人を特定できなければ、個人情報とはみなされない。

via: 個人情報 - Wikipedia

重要なのは個人を特定できる情報である事。どうも、勘違いしやすいのだがプライバシーの侵害と個人情報漏洩はイコールではないって事ですな。

EXIFが問題になるという意見

そもそも、撮影情報なだけであってコレ自体にネガティブな要素は全くと言っていいほど感じられない。が、オレが EXIF EXISTS ? を作るキッカケともなった、miyagawaさんのWEBサービスが話題になって、EXIFが簡単に表示される事に世間が気付き始め、しかも、そのエントリーに警鐘のコメントが付いた事がキッカケのように思う。

このコメントについては他のコメンターによって見事に鎮静化されているように思うので、スルーするとして、どうやら、このEXIFの中でも「カメラの機種」「撮影時間」「GPS情報」「サムネイル」なんかが危険な情報として考えられてしまっているようだ。

EXIFのメーカー名・機種名が問題になるか?

カメラの機種が個人情報に値するかという話は、前述の通りスルーします。
しかしながら、問題が起こる可能性はなくもないかも。

「あれ? あの人って△△社のCMに出てたのに、××社のケータイ使ってるんだね」ということになったりすると、見てるだけでちょっとハラハラしますよね。

via: Exif情報を利用したウェブサービス構築のポイント - livedoor ディレクター Blog

というように、CMをやっている人が別のメーカーを使っていたって時にアレっ?みたいなことになる可能性はある。だとしても、それが発覚したとしてメーカーが大損害を出して、タレントを訴えるとかには直結しないはず。(もちろん憧れの有名人と同じ機種をわざわざ選んだために、ガッカリする人はいるだろうけどね。)

例えば、キャメロン・ディアスが普段Softbankを使っていなくて「このやろー!」ってなる人いないでしょ?ブラピが普段EDWINの「ご〜まりさん〜」履いてなくても良いでしょ?極端に思えるかもしれないけど、こういうケースは外国人だからとか日本人だからとか関係ないはずだしね。

EXIFの撮影日時が問題になるか?

これも個人情報云々にはならないはずですが、問題になるケースとして「○月○日撮影」と記事に書いておきながら、EXIFの日付は別の日だったとか。これはありえるとは思えるけど日付を嘘付いた(もしくは単に間違えた)本人が悪い訳でそれを指摘した人に非があるとは思えない。

EXIFのGPS情報が問題になるか?

GPSについては下記エントリーに言及があった。

Exifと違い、画像への位置情報の埋め込みは結構手間がかかる。

via: ARTIFACT@ハテナ系 - 携帯電話の写真から位置情報がバレる話

GPS機能は対応している機種が限られるし、デフォルトはオフになっている事がほとんどなので、わざわざGPS機能をオンにしている人に対して、情報漏洩云々は杞憂じゃないかといっている。納得です。

ま、GPS情報が公開されていたとしても個人情報となり得ないでしょうというのは撮影日時と同じなので省略。

EXIFのサムネイルが問題になるか?

今回の騒動ではあまり話題になっていないようですが、サムネイル機能は裏技の宝庫のようなので、

他のファイルを隠したり(これはサムネイル関係ないか)、

jpeg形式のファイルの後に、rar(圧縮形式の一つ)を単純につなげると、普通に開くと画像が表示されて、rarの解凍ツールで開くとrarの部分が解凍できるファイルが作れるということだ。

via: 秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ: jpegの中に別のファイルを隠す方法

サムネイルを入れ替えたり、

Mac OS X でもFinderのプレビューがきちんと呪われていることが確認できます。

via: 404 Blog Not Found:perl - EXIF thumbnailを追加する

できてしまうので全く信用ならないのです。

ですが、逆に、編集しないとマズい写真をサムネイル消し忘れて公開してしまい、普通にみると隠れてるけどサムネイル見たら丸出しだったなんて事もあるわけで。それはそれでマズい場合もあるかもしれない。しかし、これも出したらマズい写真をあえて公開している本人が悪いわけであって、それを指摘する事自体には何の問題もないと思う。

まとめ

色々なパターンを考えて見たんだけど共通して言える事があります。それは、
誰でも見れる情報で、消そうと思えば消せる情報を、自分自身で公開している以上、その情報(EXIF)について言及したとしても、文句を言われる筋合いは無いって事です。

そんでもって、こういう事がキッカケでとっても参考になるEXIF(カメラ情報、シャッタースピード、露光時間、ISOとか)が世間(というかWEB)から消えていってしまうような、寂しい事にならない事を切に祈っております。

P.S.
EXIFの事を検索しすぎて、EXILEEXILIMまでがEXIFに見えてきましたよ!

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