さて、長年ウェブ開発者を悩ませているIE(Internet Explorer)のおかしな挙動とデザイン崩れ。デザイナー・マークアップエンジニアにおきましては、新しいWEBサイトを作る度に推奨環境にIEが入るのかどうかでやきもきしているものと思われますw
とはいえ、WEB UIのリッチ化も進み、古いIEは推奨外でいいよというケースが比較的増えてきた気がしますし、ボクのブログや個人WEBサービスでもほとんどIEはチェックしなくなってきているのですが、実際ブラウザシェアは最近どうなの?っていうのを改めて確認しました。
あくまで、Creazy!のブログ内の数値ですので、あしからず。
2012年11月の最新状況
Google Analyticsの「ブラウザとOS」項目で11月のシェアを確認しました。
相変わらずIEが首位ですが、30%を切っているのですね。
2位Chromeが肉薄しています。
2012年のブラウザシェア推移
単月では傾向が見えないので、12ヶ月分をグラフにしてみました。
- IEはゆるやかにシェアを減らし30%切り
- IE内のバージョンもIE8からIE9への移行が進んでいる
- “古いIE”と呼ばれることの多いIE6,7は全体の3%以下まで減っている
- Chromeが着々とシェアを伸ばしもう少しでIE超?
- Firefoxはじりじりとシェアを落とす
といった傾向がありました。
以前、Google Chromeが公開されたばかりの頃にGoogle Chrome のシェアはどうなる?という記事を書いていましたが、その時も懸念していたようにChromeに鞍替えするのはIEユーザーというよりFirefoxユーザーの方が多いような気がします。
まとめ
未だシェア1位とはいえ、明らかに分布が変わってきているのが見て取れました。
Chromeがシェア1位に踊り出るのは時間の問題だと思いますが、IE全体のシェアが減るよりはIE8以前のバージョンからIE9やIE10など新しいバージョンへのアップグレードを行うユーザーも多く、20〜30%シェアは残り続けるのだろうなと考えます。
そういう意味で、古いバージョンは無視していいもののIEとのお付き合いは当分続きそうですね…という結論です。
ちょうど、古いIEをモダンブラウザと同等にしてくれるJavaScritptライブラリが改めて話題になっていたりします。
制作側の立場でいうとこの辺りのライブラリもうまく使って、クロスブラウザ対応を省力化しながらやっていくと良いですね。