さて、なかなか更新できない当ブログですがGoogle Analyticsでのアクセス解析は定期的に行なっています。記事を追加していないので仕方ないのですが、PV/UUともに下がりっぱなしの状態なのですが、Googleのアルゴリズム変更も頻繁に行われていることですし少し詳しく調べてみました。
ご覧のように流入元の多くを締める検索流入を中心に下がってしまっています。
急増するzenbackキーワーズからの流入
検索以外の参照元で気になっていたのがzenbackキーワーズからの流入です。ドメインで絞り込んでみると・・・
分かりやすく流入数を伸ばしていました。現在では検索を除く参照元の1位になっています。・・・そうすると逆にzenbackキーワーズの存在が怖くなってきました。
重複コンテンツになる疑い
昨年末にわかったブログのかん吉さんが以下のような記事を書いていました。
原因はブログによって様々だとは思いますが、パンダアップデートに引っかかっているのであれば、「中身の薄いページ」「重複コンテンツ」を、一度チェックする必要があるでしょう。パンダアップデートは品質の低いページのランクを下げるアルゴリズムだからです。
実は、品質の低いページは、意図してなくても勝手に生成されてしまうことがあるのです。
zenbackキーワーズで生成されるページが、Googleのパンダ・ペンギンアップデートに抵触するのではないかというものです。SEOは複数要因が影響するため一概にはいえませんがこのあたりの影響はあるかもしれないと思い、試しにzenbackを外して見ることにしました。
- まずは、zenbackのコードを削除
- こちらのページにある連絡先にメールしてzenbackキーワーズからの削除依頼を行う
- zenbackキーワーズ、Google検索結果から自分のブログのコピーが削除されたか確認
ボクの場合は、5/13に削除依頼、5/14に削除実行報告、5/15にGoogleインデックスからも削除を確認しました。連絡からすぐに対応していただいたシックス・アパートの方に感謝です。
:
で、実際どう変わったのか。5月のデイリーの数字で検証です。
5/14を起点にしてzenbackキーワーズからの流入がなくなったのはもちろんですが、検索流入が増えているようにみえます。もちろん、訪問数は毎日波があるため判断は難しいですが、1週間で見比べても検索流入が増えたと判断できそうな気がします。
念のため、パンダ・ペンギンアップデートとの関連を調べるツールでも調べてみます。
Panguin Tool | Technology by Barracuda Digital
Google Analyticsへの認証を許可するとパンダ・ペンギンアップデートのあったタイミングと訪問数グラフを組み合わせてくれます。
いや、変更したのが1週間前と直近すぎるのであまり分かりませんでした。ここは継続的に見て行かないといけませんね。
一応のまとめ
もちろん、これで結論を出すのは時期尚早というものですが最近のGoogleの方針を踏まえるとzenbackキーワーズの存在は場合によってはあまり望ましくないことになりそうです。まず、パンダ・ペンギンアップデートの主な目的は「重複コンテンツ」と「品質の低いページ」に排除にあります。zenbackキーワーズは年末の騒動でコンテンツの文字数を256文字に短縮したり、改行を削除したりしましたが、Googleの重複認識が精密になれば容易にコピーコンテンツであることが分かるでしょうし、当該ページには、概要のコピー以外に広告やナビゲーションくらいしかなく「品質の低いページ」に抵触する恐れもあるでしょう。
重複を回避するためには、noindexを設定してGoogleの検索結果にインデックスされないようにするか、rel=canonicalで元ページのURLを指定するかが必要だと思いますが、一度zenbackキーワーズのページにランディングさせてから、元ページにトラフィックを流すというルートを想定しているためかこれを実施していません。
もちろん、zenbackキーワーズからの流入で大きく訪問者数を伸ばしているブログもいるでしょうし、zenbackによる関連記事へのリンクについても個人的には応援している立場ですが、ある程度検索流入が見込める規模のブログだけど zenback.itmedia.co.jp ドメインのパワーに打ち勝つほどの知名度はないという中堅ブログの場合は、全体のトラフィック的には損をしていることもあるのではないかなぁと。
というわけで、これを機会にGoogle Analyticsとお友達になってみるのもいいかもしれませんよ。