Twitterの検索結果をレポートとして保存できるツイポーートですが、すでに機能開発を終了し必要最低限のメンテナンスを継続している状況です。一方、Twitterを使ったキャンペーンなど集計に使える数少ないサービスとしてご愛用いただいており、できる限り生きながらえればと考えております。
しかし、サービス運用を続けているとどうしても様々な問題が発生し対応に時間とコストがかかってしまいます。前回のお知らせでデータ容量逼迫については定期的に古いデータを削除させていただく仕様変更で対応させていただきました。
「ツイポーート/twport」Twitter APIのTLS1.2対応他/今後の旧データ削除方針について
今回は新たな問題対応のため、レポートの公開機能を停止することにいたしました。
この記事では公開機能停止にいたった要因と、スケジュールなどについてお知らせいたします。
レポートの公開機能とは
もともとはTwitter検索結果を簡単にレポートとして残し関係者に共有できればいいなという部分と、簡易分析として人気の画像や投稿者などを集計する機能をつけたものでした。新着一覧、カテゴリーごとの一覧、投稿者ごとの一覧などを経てレポート詳細をみられるようにしています。
当初、他のサービスのようにTweetの順番を変えたりする方法はコンテクストを変えてしまうためツイポーートでは採用しないと固く決めたので、あくまで検索条件でフィルターした結果を表示/非表示するというくらいの機能しかつけなかったんですが、その後Twitter自体がエンゲージメントによる部分表示を標準化していくなど調整されたタイムラインが当たり前の時代になってしまいました。Tweet数が爆発的に増えてしまったという背景も含めこのような流れは受け止めていますが、ツイポーートのレポート表示は少し時代にそぐわない状態になっていると理解しています。
公開機能を持っているために起こるリスク
このような状態で運営を続けてきて、度々発生するのが問題ツイートを含むまとめレポートに対する非公開依頼です。誹謗中傷や差別を含むツイートが炎上するなどが日常茶飯事になっておりますが、そういったツイートを含むレポートや、レポートタイトルや恣意的なツイートの集め方によって風評被害をもたらすような可能性のあるものが、度々被害者や代理人から削除依頼があり強制非公開対応するケースがありました。
基本的に非営利で私一人で運営しているため、このようなケースがあると状況確認や更新対応などで時間を取られてしまい負担となっておりました。
また、現在のツイポーートの強みと使われ方としてどちらかというと分析機能やCSV/TSVでエクスポートできる部分を評価されていると感じているため、申し訳ありませんが公開機能の停止を判断させていただいた次第です。
レポートの公開機能機能停止の影響
下記の機能が使えなくなります。
・トップページへの新着記事表示
・新着記事一覧表示
・カテゴリー別記事一覧表示
・ユーザー別記事一覧表示
・記事詳細
ですので、非ログイン状態でみられるのは実質トップページとログインページくらいとなります。
また、管理画面の使い勝手はほぼ変わりませんが、記事公開がなくなりましたので、「公開/非公開」の切り替え機能はなくなります。
公開されていた記事はどうなるか?
公開されていた記事は、公開機能停止に合わせて全て非公開状態に更新させていただきます。
ダッシュボードには残っておりますのでシステムから即時削除されるわけではありません。
一方、公開レポートはこれまで削除対象ではありませんでしたが、一括で非公開になるため削除対象となります。
通常は最終更新日時から3ヶ月以上経つと更新不可となり、6ヶ月以上経つと自動削除となります。
※詳細は下記ページをご覧ください。
「ツイポーート/twport」Twitter APIのTLS1.2対応他/今後の旧データ削除方針について
ただし、公開だったレポートは一括非公開にした時に最終更新日時を実施日に変更いたしますのですくなくとも6ヶ月間は保持されますのでご安心ください。
公開機能は6月いっぱい有効
公開機能は今月2022年6月いっぱいは利用可能です。
現在の予定では2022年7月2日(土) 0時〜6時の予定でメンテナンスを行う予定です。
調整の目処が立たないためメンテナンスのタイミングは別途アナウンスいたします。