Googleの検索をするときに「site:」とか「link:」などの検索オプションは割と有名だと思います。でも、今日はもうちょっとマニアックなオプションを見つけた(というか今更気付いた)のでメモっときます。
検索オプション画面にいくと上記キャプチャーの通り、検索範囲を指定できました。
検索範囲というのは入力したキーワードとマッチングする対象範囲という意味です。
コマンドでは以下のように指定します。
・allintitle: →ページのタイトルのみ = <title>ここ</title> ・allintext: →ページの本文のみ = <body>ここ</body> ・allinurl: →ページのURLのみ = http://www.example.com/ここ? ・allinanchor: →ページへのリンク内 = <a href="http://www.example.com/">ここ?</a>
文字だと分かりづらいので図にしてみました。
allinanchorだけ自サイト外になっている事がわかりますね。
この検索オプションの使い道
こんなに細かい範囲指定ができるんだけど、使い道あるんだろうかと思われるかもしれません。
でも、個人的には非常に便利な使い方ができると思います。
特に allintitle 。
例えば、
allintitle:"creazy photograph"
と検索すると、
site:creazy.net
で検索した時と同じような結果が得られます。
これは、このブログでは、タイトルに「〜 ::: creazy photograph」と付けているのでそれがヒットしているのです。しかも、タイトルだけが検索対象なので、他のサイトでサイト名が紹介されているようなケースではこの検索にはかかりません。
サイト名だけでなく、例えば「○○シリーズ」みたいな決まり文句をタイトルに使っていればそれを抜き出す事もできます。
allintitle:鬼嫁シリーズ site:creazy.net
とかね。
検索オプションの存在から検索エンジンの仕組みを深読みしてみる
話変わって、ちょっとSEO的な事について。
「タイトル」「本文」「URL」「外部からのリンク文言」がそれぞれ個別に指定できるという事は、検索エンジンの中では別のデータとして認識されている事になります。
つまり、これらの要素に優先度を付けて検索結果の判断をしているという事です。この優先度がどの項目にどれくらい重みを付けているかがキモなんですが、それが分かれば苦労しません ;-D
ともかく出来る限りの対策をしておいた方がいいでしょう。
allintitle = titleタグ
・個別エントリーページではエントリータイトルをtitleタグに入れましょう(当たり前)
・タイトルには重要なキーワードを入れましょう
・シリーズものはタイトルに決まり文句をつける等区別しやすくしましょう
あと、タイトルの付け方に関しては色々考察があるので下記参照(で省略)
溢れる情報の中でパッと目につくタイトルがあるととりあえず見てしまう。こういう人って意外と多いんじゃないかな。
Copybloggerという「ブロガーのためのコピーを考えるブログ」の記事です。全部で17の「人を惹きつけるタイトルの書き方」が紹介されています。
allintext = XHTMLマークアップ
・検索エンジンが読みやすいHTML構造にしましょう
・見出しを有効活用しましょう(H1、H2、…)
・キーワードを強調しましょう(strong、em)
一般的な「正しい」マークアップの話しになっちゃいそうですね。下記参照(で省略)
上の工程を踏んで毎回コーディングをこなすときっと正しく、早く、美しいコーディングができるようになると思います。
via: 正しく、早く、美しいコーディングを実現するために踏むべき5つのステップ::::::STOPN’ LISTEN::::::to the silence:::::::
しかしそれ以外にも数々のSEO業者が調べたり実験してきた結果、より有効に解釈されると判断されるがあまり知られていない5種類のタグが存在します。
allinurl = Permalink化、日本語URL
・URLがカスタマイズできる場合は内容が分かるように書きましょう
・日本語URL(パラメータ)が効果を発揮するかもしれません
amazonが対応して以来、日本語URLの対応が流行っていますね。下記参照(で省略)
そんなアマゾンが最近新たに取組み始めたSEOの一環であろう取組みが「URLの日本語化」です。例えば昨年話題となった、梅田望夫氏の著書「ウェブ進化論」で検索すると、次の画面キャプチャの通り、URLに書籍名と著者名が含まれています。
allinanchor = 被リンクを獲得する
・基本的にはtitleタグでリンクをはるので、allintitleと同じくタイトル重要
・引用(blockquote)してもらう場合は、引用しやすい(まとまっている、ユニークな言い回し)なパラグラフを作る。
・被害リンクを増やすサービスを使う。
被リンクを獲得する効果的な戦略として5つの方法が紹介されているのですが、ディレクトリ登録や相互リンク(リンクエクスチェンジ)といった従来からよく知られている手法は抜きにして、今風のソーシャルな手法でインバウンドリンクを獲得する方法を中心に紹介されています。
まとめ
GoogleのTips書こうと思ったらSEOの話がメインになっちゃいました。
散文失礼しました。