会社で課題図書として回ってきたので(笑)早速読破したのですが、これは過去ナンバー1で役に立った技術本といってもいいかもしれない。
ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
Steve Souders スティーブ サウダーズ 武舎 広幸
いや、冗談抜きで。
ハイパフォーマンス改善などというと、大体サーバサイドの話になってしまうのですが、この本では「パフォーマンスの問題の80%はフロントエンドにある」という調査結果を元に、具体的な問題点と解決方法を解説しています。
以下、目次
A章 フロントエンドのパフォーマンスの重要性 B章 HTTPの概要 1章 ルール1:HTTPリクエストを減らす 2章 ルール2:CDNを使う 3章 ルール3:Expiresヘッダを設定する 4章 ルール4:コンポーネントをgzipする 5章 ルール5:スタイルシートは先頭に置く 6章 ルール6:スクリプトは最後に置く 7章 ルール7:CSS expressionの使用を控える 8章 ルール8:JavaScriptとCSSは外部ファイル化する 9章 ルール9:DNSルックアップを減らす 10章 ルール10:JavaScriptを縮小化する 11章 ルール11:リダイレクトを避ける 12章 ルール12:スクリプトを重複させない 13章 ルール13:ETagの設定を変更する 14章 ルール14:Ajaxをキャッシュ可能にする 15章 米国トップ10サイトの分析
A章、B章ではまず、HTTPの仕組みの解説となぜパフォーマンス改善にフロントエンドの処理が重要なのかが解説されています。この本を読み進める上での大前提になるのでしっかり理解しておきたい部分です。そして、読んで行くとキャッシュ、圧縮、Keep-Alive、持続接続(Persistent Connection)、パイプラインなど、なんだか覚えのある単語が続々でてきました。
そうです、「Macのネット環境高速化「dolipo」はナゼこんなに速いのか」のエントリーで調べた事がそのままでているような内容なのです。Webの高速化というテーマでは基本中の基本という事なのでしょうね。上記エントリーも参考になると思いますのでぜひご一読を。
あとは、14もの具体的なテクニックの説明になるのですが、これは役に立ちすぎて1エントリーでは書ききれません。それに、こういった内容は実践してみて初めて身に付くものなので、是非できるところから実際にやってみて複数回に分けてレポートしていきたいと思います。(多分…)
ただ、このブログでやる場合、できる範囲も限られてくるので実際やりそうなのは、
1章 ルール1:HTTPリクエストを減らす 3章 ルール3:Expiresヘッダを設定する 4章 ルール4:コンポーネントをgzipする 5章 ルール5:スタイルシートは先頭に置く 6章 ルール6:スクリプトは最後に置く 8章 ルール8:JavaScriptとCSSは外部ファイル化する 10章 ルール10:JavaScriptを縮小化する 12章 ルール12:スクリプトを重複させない 13章 ルール13:ETagの設定を変更する
ってとこかなぁ。・・・いや、十分多いから。
とにもかくにも、超オススメな本ですので、Webに関わる人はつべこべいわず読め!
「ワタシ、パフォーマンスとかは専門外なので」っていってるデザイナーさんやコーダーさんにも絶対役立ちますよ!
関連エントリー
・ハイパフォーマンスWebサイト:サイトのボトルネックを見つけるためのツール
ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
Steve Souders スティーブ サウダーズ 武舎 広幸
是非、読ませて頂きたい一冊ですね。
最近は、バックエンドの構築しかしていませんが、役に立ちそうです。
ワガシャでも回覧しうよかなぁ。
>よしきみさん
Webサーバの設定とか一部バックエンドの人にも役立つ内容があるので是非読んで下さい。
回覧必須ですよ。特におたくの会社では!