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「ツイッター 140文字が世界を変える」で読み進めるTwitterの過去/現在/未来

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コグレマサトさん@ネタフルといしたにまさきさん@みたいもん!のゴールデンタッグによる共著2冊目である「ツイッター140文字が世界を変える」を読了しました。
ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書) (新書)
4839933162
新書なのでさらっと読めてしまいました。ツイッターの成り立ちから、まさに今流行っている使い方やツールの紹介、未来の展望まで分かりやすくまとまっています。過去→現在→未来を駆け抜ける間隔は、さながら、絶妙に調整されたフォロー数が紡ぎ出すツイッターのタイムラインを追っているようなスピード感で読み切った感じです。


昨今ではツイッターの認知度の向上と爆発的な普及により、企業のPRツールとして期待されている感が高まっていますが、本書でもTwitterで実際に売り上げに貢献している例や、ユーザーとの密接なコミュニケーションの構築に成功した事例等をたくさん紹介しています。面白いのが、それらの企業がそろって気にかけているのが「がっつかない」で自然体のコミュニケーションに徹するという事。直接的な売り上げを狙うのではなく、あえて丸腰の姿を見せて親近感を持ってもらい、ファンを増やす事を重視しているのです。
これは、ツイッター自身のポリシーを反映しているのかもしれません。140文字という制限をかすことにより、投稿の敷居をグッと下げておいて、雑念(売り気)をはさむ余地がないほど直感的なインターフェイスにこだわっているのです。
有名ブロガーの著者お二人もはまってしまって、本までだしているツイッターですが、本書の中でも「ブログとは違う」と認識されているようです。ツイッターがでてきた当時は、一つ一つの発言にPermalinkが存在する事から「ミニブログ」と呼ばれたり、フォローする/フォローされる事によるつながりをSNSと同等と考えられてきましたが、いまやそのどちらでもなく「ツイッターはツイッター」という地位を築いているのだと思います。
そして、ボクの私見ではツイッターはブログを補完する存在にもなっているのだと思います。個人の情報発信ツールとしてブログがあまりにも一般化したせいで、ある種のメディアとして祭り上げられている感があり、多少なりとも格調高い敷居の高い存在になりはじめたのかもしれません。だからこそ、「ユルくて」「リアルな」ツイッターを併用することでバランスが取れているのかもしれないなぁと思いました。
そんな状況を予感してかどうか分かりませんが、ボクがいままで作ってきたTwitter関連ツールはどれもブログと密接に関連しているものばかりですw

  • twignature
    • ブログに貼るための、Twitterアカウントバナーを簡単に作るサービス
  • TwitGIF
    • アニメーションGIF形式で最新のTweetをブログに貼付けられるサービス
  • ツイポーート /twport
    • Twitterを検索した結果を、簡単にブログに貼付ける形式で出力してくれるサービス

ブログとツイッターのどちらかを選ぶのではなく、相互に作用して相乗効果を発揮する関係なのだと思います。

まとめ

まさに「なう」なツイッターを、全体的に理解するには新書のボリュームがちょうど良かったのかもしれません。長くツイッターを使っているボクは、その文章からなんとなくタイムラインのストリーム感を感じる事ができたし、ツイッターを知らない人が読んでも十分に雰囲気を感じられる本になっているのではないでしょうか。それもこれも、ブログやツイッターで分かりやすい文章を書き続けているコグレさんいしたにさんの力なのかもしれません。すげぇ。
というわけで、どうやら今後もTwitter本はたくさんでるみたいなんですけど、「ツイッター140文字が世界を変える」は間違いなくオススメの本ですよ。
ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書) (新書)
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