先日、たくさんの期待を込めて副都心線を紹介したんですが、
・副都心(池袋、新宿、渋谷)を縦断する東京メトロ副都心線
今日が平日の運行の初日にあたるわけですが、初めての朝ラッシュに対応しきれず遅延してしまったようで・・・。この様子だと先が思いやられますね。
東京メトロによると、小竹向原駅で、西武線から乗り入れてくる上り電車と和光市方面から直通する上り電車との出発を調整するのに手間取り、午前7時半ごろから遅れ始めた。
乗務員交代で西武の車両に乗り込んだ東京メトロの乗務員が、行き先などをタッチパネルで入力する操作に手間取って副都心線のダイヤの乱れが拡大。最大で34分の遅れとなった。
かくいうオレも朝ラッシュのピークは越えていましたが遅延にやられて出社が遅れました。
帰りも遅延は続いていたようですごい混雑でした。
車両に乗り切れずに次の列車を待つ人もでるくらいでした。
しまいには、副都心線の渋谷〜池袋間は折り返し運転で直通運転を見合わせたり、周辺鉄道への振り替え輸送までしていたとか。直通がウリじゃなかったのか・・・。
本当に恩恵にあずかるのは埼玉南西部の住民では?
ここまで書くと、池袋〜渋谷間の電車が空くかもしれないくらいで大した事無いんじゃって思ってしまいそうです。が、実は一番の利点だと思っている事をまだ書いていません。それが、東武東上線・西武池袋線からの直通運転です。
前のエントリーでは直通運転の便利さについて書いたのですが、便利になるどころか直通運転する事によって副都心線の遅延がボトルネックとなって、有楽町線・東武東上線・西武池袋線に悪影響を及ぼすという悪循環。これが、毎日続くようなら以前よりも通勤環境が悪くなった事になってしまいます。
恐らく今日は「副都心線が開通してたっけ。今日はこっちから行ってみるか」っていう軽いノリで通勤経路を変えた人もいるでしょうし、普段よりも混んだのかもしれません。ただ、開業を迎えたら「不慣れ」もクソもありません。ましてや、「タッチパネルで入力する操作に手間取って」って一歩間違えば事故になりませんか?
停車位置の修正も何度も見られたそうです。このような、微妙な遅延であっても直通運転で複数路線の乗り合わせで過密ダイヤになっているでしょうから、つもりつもって30分レベルの遅延に発展するかもしれません。自分自身の通勤に関わる事でもあるので、これが一時的なものである事を祈るばかりです。